相洋高の女子ソフトテニス部が、団体戦で2年ぶりにインターハイ(全国高校総体)に戻ってくる。3年生に強力メンバーを揃え、6月10・11日に川崎市営等々力庭球場で行われた県予選で優勝し、7回目の出場を決めた。
95校が出場し、1チームのみに与えられる神奈川代表の座を争った団体戦。相洋は、5月のダブルス県予選を制した神崎ひよりさん(3年)・平本茜里さん(2年)ペア、2位の高宮莉那さん・矢野礼実さん(ともに3年)ペアを軸に、3年の吉澤琉菜さん、佐藤彩夏さん、飯田彩華さん、1年の川嶋菜結さん、伊東未来さん、大木萌香さんで挑んだ。
2回戦から登場した同校は、トーナメントを勝ち抜き4校総当たりの決勝リーグへ。3ペアがそれぞれ出場し、川崎橘高に2勝1敗、日大藤沢高と柏陽高に3勝して頂点に立った。
「ギリギリの戦いが続いた」。全国行きを決めた県予選を、主将の矢野さんはこう振り返る。山場は、昨年の覇者・日大藤沢との第2試合。高宮・矢野ペアは、ゲームカウント3-0と試合を優勢に進めるも、相手の猛追にあう。そこで選手を後押ししたのが、チームメートや家族、卒業生らの声援だった。ついには3-3で並ばれた場面で、「苦しかった」という2人を救ったのは、第1試合で先勝していた神崎さんの「がんばれ」という一言だった。入学時からの戦友の励ましに息を吹き返した高宮・矢野ペアは、ファイナルゲームを制して全国を手繰り寄せた。
エース「みんなを連れて行く」
「強い世代」と顧問の帆足仰教諭(58)が評する現3年生6人。1年のときから矢野さん、高宮さん、神崎さん、吉澤さんが全国を経験し、2年の昨季からはすでにチームの中心を担うまでに成長した。
最後の夏となる今年は、「個人戦で負けた3年生も全国へ連れて行きたかった」とエースの高宮さん。吉澤さんと佐藤さんは先月の個人戦、全国をかけた一戦でファイナルゲームの末に敗れて悔し涙を流した。「もう団体戦しかなかったので、リベンジできてよかった」。出番こそまわってこなかった飯田さんは応援で仲間を支え、「勝ってくれてよかった」と感謝を口にした。
同校のインターハイ団体戦での最高成績はベスト16。矢野さんは「技術と気持ちをしっかり準備して記録を塗り替えたい」と力強く語った。団体戦は、福島県会津若松市で7月29日(土)に実施される。
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