小田原市に本拠を置く湘南ベルマーレフットサルクラブ(奥村敬人監督)が12月8日、敵地でシュライカー大阪を2対1で下し、クラブ史上初となるプレーオフ出場が決定した。
勝てばプレーオフ出場の5位以内が確定する一戦で、湘南は試合開始早々の前半3分に本田真琉虎洲(マルコス)選手のゴールで先制。16分にはロドリゴ選手が追加点をあげるが、終了間際にネットを揺らされて1点差で前半を折り返す。
後半は初のプレーオフをめざす湘南と、目下6位で進出に黄色信号が灯る大阪との意地のぶつかりあい。互いにチャンスを作りながらも決めきれない膠着(こうちゃく)状態が続く。終盤、リーグ2位の得点力を誇る大阪に猛攻を仕掛けられるも、「サポーター、ファン、スポンサー、地元の方々のすべての想いが乗り移った」と奥村監督が試合後に語ったように、高い集中力でしのいだ湘南。ついに試合終了を告げる歓喜のブザーが鳴り響いた。
その瞬間について、ゲームキャプテンの刈込真人選手は「決定したうれしさと、優勝に向けて出場権を得ただけというのと、色々な感情があった」と語った。
低迷期乗り越え歓喜
湘南は2007年のFリーグ創設元年に加盟。プレーオフ制度のなかった初年度の5位が最高成績で、以降は低迷。昨年まで3季連続で10位に終わっていたが、今季は安定した戦いぶりで上位を走り続けてきた。
「低迷期が長く、最後まで信じられない思いだった」というサポーター代表の山川太郎さん(38)は好調の要因について、09年以来8季ぶりにクラブを率いた奥村監督の存在をあげる。「1度目は監督として結果を残せなかったが、その後もコーチとして懸命にクラブを支えていた。そんな姿に選手も感じるものがあったと思うし、僕らも応援しようという気持ちが強くなった」。待ち望んだプレーオフ進出は、「泣いてしまうと思っていたけれど、そうでもなかった。進出決定だけでは満足できないほど、今年は強い」とさらなる活躍に期待を込めた。
今季のリーグ戦は残り4試合。次節は本日12月16日(土)、南足柄市体育センターで神戸と対戦する(午後4時キックオフ)。小田原アリーナでの今季最終戦となる大分戦は、23日(土)正午から。ジェイコム小田原スペシャルデーとして、イベントも企画されている。1月13日(土)に開幕するプレーオフの対戦相手は、リーグ戦の最終順位により決まる。
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