神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
足柄版 公開:2014年3月1日 エリアトップへ

春めき交流が花咲く 天龍峡の観光振興に白羽の矢

社会

公開:2014年3月1日

  • X
  • LINE
  • hatena
春めきを贈った古屋さん(後列左)と受け取った飯田市の関係者=2月23日・南足柄市塚原
春めきを贈った古屋さん(後列左)と受け取った飯田市の関係者=2月23日・南足柄市塚原

 南足柄市塚原の古屋富雄さん(62)が2月23日、長野県南部の天龍峡の地元観光協会などに、南足柄産の早咲き桜「春めき」の苗木100本を寄贈した。早咲きの特性を生かした新たな観光名所づくりに役立てられる。

 苗木の寄贈は、2011年に飯田市農業委員会が南足柄市を視察した際、南足柄市が推進していた花による都市交流「フラワーフレンドリーシティー」の一環で、春めきの苗木1本を寄贈したことがきっかけ。

 飯田市農業委員会の委員として南足柄市を訪れた関島友弘さん(73)=飯田市川路=が、苗木を持ち帰り自宅の敷地に苗木を植えたところ「桜が咲かない3月中旬に見事な花が咲いた」。「個人で鑑賞するのはもったいない」と地元観光協会に打診し天龍峡の山あいに春めきを移植。花を見た関係者も「地域の観光振興に活用できるのでは」と植栽に向けて動き出したという。

 天龍峡は長野県内でも温暖な飯田市南部の景勝地。飯田市観光協会によると県内の桜前線はこの地域から北上する。関島さんによると、ソメイヨシノやシダレザクラ、ヤエザクラなどが自生し、3月末5月末まで桜が楽しめる。そこに早咲きの春めきを植栽することで「さらに長く楽しめるようになるのでは」という。

 苗木の寄贈は23日に古屋さんの自宅で行われた。飯田市から、市民グループの川路まちづくり委員会とJAの農業振興会議、天龍峡温泉観光協会の役員ら5人がトラックなどで古屋さん宅を訪れ、苗木100本を持ち帰った。古屋さんは「春めきが南信州の春の風物詩になってくれれば」と期待を寄せる。

 春めきは2000年に古屋さんが品種登録し、塚原の農園で苗木を生産している。枝につく花が多く、香りがあり、ソメイヨシノより10日ほど早く咲く。南足柄の見頃は彼岸の入り(3月18日)頃になりそう。

足柄版のトップニュース最新6

「健康」でライザップと協定

開成町

「健康」でライザップと協定

医療費抑制などを期待

4月20日

開成・大井で「移行」始まる

中学校部活動

開成・大井で「移行」始まる

足柄上エリアの状況調査

4月20日

仁王門100年ぶり修繕

延命寺(松田町)

仁王門100年ぶり修繕

開山550周年事業で

4月13日

「のるーと足柄」利用1万人

松田町

「のるーと足柄」利用1万人

運行開始から半年

4月13日

学習机の天板、町産材に

山北町立川村小

学習机の天板、町産材に

「町の林業身近に」

4月6日

車両損壊等が連続発生

松田署管内

車両損壊等が連続発生

3月末に被害が集中

4月6日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月20日0:00更新

  • 4月13日0:00更新

  • 4月6日0:00更新

足柄版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook