神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
青葉区版 公開:2011年5月26日 エリアトップへ

市営地下鉄 駅の蛍光灯をLEDに 電力不足に備え まずは9駅から

社会

公開:2011年5月26日

  • LINE
  • hatena
設置に向けシミュレーションを行う作業員(あざみ野駅)
設置に向けシミュレーションを行う作業員(あざみ野駅)

 横浜市営地下鉄は今後3年間で、ブルーライン全32駅の蛍光灯のうち約3割を省エネ効果のあるLED照明(発光ダイオード)に交換する。その第一歩として、7月までに主要9駅の蛍光灯約2300本の照明をLEDに切り替え、夏場の電力不足に備える。

 地下鉄は駅ホームや構内など昼間も電気を必要とするため、地上路線に比べ電力を多く使用する。コスト、環境負荷の両面から電力量削減は喫緊の課題だった。さらに東日本大震災以降の電力不足や駅利用者からも、「もっと節電しても良いのでは」との声も寄せられたことなどから、LED照明への交換を急遽決めた。「少しでも省エネ効果のある照明に切り替えることで、電力不足や環境負荷に配慮していきたい」と市交通局は話す。

 まずは、今夏の電力不足対策として、乗継駅や乗降者数の多い、あざみ野・センター北・センター南・新横浜・横浜・関内・上大岡・戸塚・湘南台の9駅の蛍光灯2301本をLEDに交換。年間約30万キロワットアワーの電力削減を見込む。25年度までには全32駅の蛍光灯の約3割にあたる7000本を交換し、約92万キロワットアワーを削減。これにより、年間880万円の電力コストと352トンのCO2排出量が減らせるとしている。

削減率は1%に満たず

 しかし、全駅LED照明交換後の電力削減率は全電力量のうちの1%未満だ。「電車を走らせる電力量が全体の約半分を占めており、全電力からすると照明の削減率は高いとは言えない」と市交通局。

 また、電気料金の削減額880万円も年間の総電気料約13億円のほんの一部だ。LED照明の設置コスト約4200万円を回収するのに、約5年が必要となる。

 「あくまでもLED照明交換は節電の第一歩と位置づける。照明以外での節電対策も、今後検討をしていく必要がある」と交通局は話している。
 

青葉区版のトップニュース最新6

区制30周年祝い、運動会

少年野球連盟

区制30周年祝い、運動会

大会の開会式と合わせ企画

4月18日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月18日

「世界で活躍」誓う

國學院大學平林清澄選手

「世界で活躍」誓う

大阪マラソン優勝祝賀会

4月11日

全員、目指すは「プロ」

桐蔭横浜大サッカー部

全員、目指すは「プロ」

初の新入生入部記者会見

4月11日

再整備に向け前進

藤が丘駅前地区

再整備に向け前進

基本計画まとまる

4月4日

公園すべて禁煙へ

横浜市

公園すべて禁煙へ

条例改正目指し、来春から

4月4日

永代供養・合祀墓は4万円から

納骨にお困りの方「眞宗寺」の永代供養墓は後々の費用なし、生前申込・改葬代行

044-965-0965

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 1月1日0:00更新

  • 10月19日0:00更新

  • 1月19日0:00更新

青葉区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

  • 悠先生のちょっと気になる目のはなし

    「緑内障で併用してはいけない薬について」 コラム【33】

    悠先生のちょっと気になる目のはなし

    4月11日

青葉区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月19日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook