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北里大教授 ノーベル賞にまつわり ペット寄生虫で失明リスクも
失明などを引き起こす感染症の治療薬開発に貢献したとして、大村智・北里大学特別栄誉教授らが今月、2015年のノーベル医学生理学賞を受賞した。日常生活にも類似した疾患の可能性が潜んでいるとして、眼球の三次元解析装置(OCT)を導入する小川眼科の小川泰典理事長に聞いた。
大村氏の受賞は、熱帯地方の寄生虫が引き起こすオンコセルカ症(河川盲目症)等への特効薬開発などによるもの。北里大学卒で勤務歴もある小川理事長は「同じ大学に所属していたので誇らしい」と喜びを語る。 似た疾患として、飼い猫に感染した寄生虫を媒介して人体に入り、目の中心である黄斑部に病巣ができて視力が失われる「眼トキソプラズマ症」には注意が必要だという。「ペットはもちろん、野良猫や調理用の生肉から感染するケースもある。早い段階で発見し処置できれば軽症で済むので、視界がぼやけるなど自覚症状があれば、早めの診断が望ましい」と小川理事長。
自覚症状が出る前に眼科の検査を受けておけば、予防にもつながりそうだ。
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