(株)崎陽軒(野並直文取締役社長)=本社・横浜市西区=はこのほど、都筑区の横浜工場の見学内容を8月2日からリニューアルすると発表。それに先立ち報道陣に向け、崎陽軒の定番「シウマイ弁当」の箱詰めラインなどの新たな見学コースが7月12日に公開された。
横浜工場では2003年のリニューアル時から、シウマイの製造工程見学を受け入れてきた。同工場の弁当製造ラインの新設に伴い、既存のコースに加え弁当の箱詰め作業などの工程も見ることができる内容にリニューアルする。野並社長は見学受け入れを始めた当時、従業員から「俺たちは見せ物じゃない」と反発されたエピソードなどを披露。しかし、工場見学は大好評で「従業員のモチベーションが上がった。今後も3工場を順調に稼働し、(来年の)110周年に向け、飛躍の年にしたい」と語った。
見学では駅弁の歴史やシウマイ弁当の美味しさの秘密などの映像に加え、製造ラインでの箱詰め作業を見ることが可能だ。弁当製造ラインには20人程の従業員が横一列に並び、俵型ご飯を箱に入れる工程からスタート。その後、シウマイや筍煮、鮪の照り焼などを入れ、ふたをして包装紙を紐で結べば完成だ。同社によると現在は1日平均で弁当4千〜5千個程度の製造だが、将来的には約1万2千個を見込んでいるという。
見学は毎週水・木・金・土曜に受付。8月以降10月21日(土)分までの予約を受け付け中だ。予約は【URL】http://www.kiyoken.com/factory/で、(問)横浜工場【電話】045・472・5890。
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