横浜美術大学の学生が緑区にある障害者の日中活動拠点「十日市場ワークステーション」で壁画を制作し、通行人を楽しませている。
壁画は高さ2m、左右21mほどで、駐車場に描いたもの。施設を運営する社会福祉法人ル・プリの依頼に対し、同大学が地域連携事業として実施した。
施設の地下1階は障害者の作品を展示する「あおばのギャラリー」となっており、シャッター部分には画家の佐治直魅さんによるフクロウが描かれている。そのため、壁画もフクロウと林をテーマに同大学の中野滋教授や下鳥日那子助手の指導の下、坂上綾咲乃(あやの)さん(彫刻コース4年)や深澤まりあさん(同)、小林大輔さん(同)のほか、総勢十数人の学生が参加し、3週間あまりをかけて仕上げたという。
壁画は様々な色を使い、施設の利用者が楽しくなるようにと工夫。未来に向かって進んで行こうと1本の道も描かれている=写真。
600ミリリットルの壁画用絵具を40本使用した大作。製作した学生は施設に立ち寄った際に見てほしいと話している。
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