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「居場所づくり」全国で発表 高校生が不登校を支援

教育

掲載号:2018年3月15日号

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「ダブルオッケー」の秋元さん(右)と根岸さん
「ダブルオッケー」の秋元さん(右)と根岸さん

 クラーク記念国際高等学校横浜青葉キャンパス(新石川)の生徒が、3月23日から25日に東京都で開催される「全国高校生マイプロジェクトアワード2017」の全国大会に、初出場する。

 同大会は各業界で構成する実行委員会と認定NPO法人カタリバが運営。高校生が身の回りの課題をテーマに「マイプロジェクト」として企画を立て主体的に行った活動を発表する。全国大会は地域大会から選出された32チームがプレゼンテーション。最優秀には文部科学大臣賞が授与される。

 同校から出場するのは、秋元千賀子さん(高2)と根岸眞子さん(同)。昨年4月に「ダブルオッケー」というユニットを結成し、不登校生徒の居場所づくりに取り組んでいる。2人は卒業した中学校やフリースクールを訪問し、不登校生徒への対応や課題などを調査。今年1月にはフリースクールに通う中学生を同校に招き、一緒に楽しみながら居場所があることを感じてもらおうと菓子作り教室を開催した。大会では「誰もが安心して生活できる社会」をテーマに、これまで活動してきたことをプレゼン。大会で目指すのは「1番になることではなく、1人でも多くの人に活動を知ってもらい、不登校を理解してもらうこと」と2人は話している。

自身の経験生かして

 高校1年生の頃、同校で生徒の出席率を上げるプロジェクトに参加していた2人は、活動場所を校外に広げたいと思うように。そこで、2人が中学生の時に経験した不登校に取り組むことにしたという。秋元さんは「不登校になると本人も周囲も希望を持てなくなる。お互いの経験を生かして、状況を打開できれば」と話す。居場所づくりに取り組むのも実体験が反映されている。根岸さんは「自分が学校に行けなくなった時、先生からは『学校においで』としか言われず、周りの人と不登校に対する認識のずれを感じた」という。「活動を通じて、不登校の子にも先生にも学校以外の居場所があることを知ってほしい」

 2月に行われた関東・甲信越地方のチームから代表を選ぶ東京大会には「自分たちの活動に自信があったのでリラックスして挑んだ」と秋元さん。だが、代表に選ばれると「びっくりしてその場で動けなかった」と振り返る。根岸さんは「不登校の経験が数年後にプラスに変わって評価されるなんて思っていなかったので、嬉しかった」と語る。

「細く、長く活動したい」

 今後は菓子作り教室を継続するほか、5月には中高生や教育を学ぶ大学生との討論会を実施予定。現在は区内中心に活動するが、将来は県全域に範囲を広げたいという。秋元さんは「課題は山積み。細く長くやりたい」と話し、根岸さんは「いろいろな視点を持って活動したい」と話している。

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