「沖縄でフェンスがちらつき目をそらし海を見つめる観光客は」。平和への思いを詠んだ短歌コンクール「八月の歌」(朝日新聞社主催)で、桐蔭学園中学校2年の小林沙葉(さわ)さんが最高賞となる優秀賞をこのほど受賞した。
同コンクールは「一般」と小林さんが参加した「中学・高校」の2部門。それぞれ560首、807首の応募があり、各部門で優秀賞が5首選ばれた。
沖縄の米軍基地を囲うフェンスの写真を見たことが創作の源になった小林さん。住民の怒りの言葉が示されたフェンスに「私が観光客なら沖縄のきれいな海を見たい。そこにフェンスがあれば目をそらしてしまうと思う」と話す。しかし、目をそらすことは「(基地の)問題からも目をそらすことになるのではないか」。その思いを短歌に込めた。
受賞に「実感は湧かず、驚いたけれど、うれしかった」という小林さん。沖縄にはまだ行ったことがないと話し、「ちゃんと自分の目で見てみたいと思う」と語っていた。
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