家に眠っている不用品や遺品などをオークションで販売代行し、収益の中から希望する地元の地域活動団体に寄付するサービス「キフオク」が4月から区内で始まった。
運営するのは、たまプラーザでジャズ喫茶&ジャズバー「ロリンズ」を経営する近藤優さん(38)。地域のイベントなどで様々な団体と交流を深めるなかで、彼らが運営資金に困っている状況を知り、「何か恩返しができないか」と考えた。運営には地元の郵便局や自治会長らも参加する運営委員会を組織した。
仕組みとしては、家具や家電製品、骨董品、おもちゃなどの不用品をキフオクが仕分け、オークション手続きや買取業者の選定、発送などを代行。そして、手数料を引いた収益の中から寄付の割合や寄付先を相談する。現在の支援先は「3丁目カフェ」「100段階段プロジェクト」「街のはなし」「たまプラ一座まちなかパフォーマンスプロジェクト」「森ノオト」の5団体。今後も増える予定で、リストにない団体への寄付も可能だ。
近藤さんのもとには既に“お宝”が寄せられ、20万円寄付した例もあるという。「地元の団体を応援したいという気持ちをしっかり役立て、新しい地域循環経済をつくる取組みとして広がれば」。(問)キフオク【電話】045・909・6099
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