「仏像を彫ってみたい――」。そんな声に応える講座が第1、第3、第5金曜日に区内2カ所で開催されている。約30年前から青葉台で主宰してきたのは總持寺に釈迦牟尼佛を納めたこともある仏師、岩渕俊亨(しゅんほう)さん。1月に行われた、たまプラーザの東急セミナーBEの講座を取材した。
当日は10人の参加者が集まり、岩渕さんのアドバイスを受けながら思い思いの仏像彫刻を楽しんでいた。この日「不動明王」の仏像を完成させた水落純一さん(74)はもともと工作好きで、定年を機に講座に参加。すでに10年ほどになり、「彫るのが面白いだけではなく、講座後に仲間とご飯を食べたりする時間が何より楽しい」と語る。「力強さの中に優しさがある。そんな作品を目指した」と作品を眺めた。
同じ日に七福神の「寿老人」を完成させた平林正稔さん(77)は「みんなが同じ趣味で、あそこにいい仏像があったなどの情報交換ができるのが良い。2週間に1度のこの日を楽しみにしている」と笑顔で語った。
岩渕さんは「仏像には仏教の教えが込められているんです」と話し、「早く彫る人や自分のペースでゆっくり彫る人もいるなど、性格が出て面白いですよ」。
講座はたまプラーザと青葉台の東急セミナーBEで開催中。問い合わせは岩渕さん【携帯電話】070・3839・1735へ。
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