新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、支援金170万円を募って1万6000枚の医療用マスクを県内の医療従事者に届けるプロジェクトが立ち上がった。
今回の共同発起人の1人で、緑区在住の日下牧子さんは企業を経営し、「地元への恩返し」をテーマに地域活動にも参加している。その活動の中で、「医療の現場でマスクが足りていない」という現状を知った日下さん。「命がけで見えない敵と戦っている医療現場でのマスク不足という情報に胸が痛くなった」と振り返る。
「何か力になりたい」という思いを強くし、知り合いを通じて医療用のマスク1万6000枚を売ってもらえる業者を見つけ、支援金をインターネット上で募るクラウドファンディングに挑戦することを決めた。
日下さんの呼びかけに歌手の矢幅歩さん=青葉区出身=やギタリストの河越重義さん、ミュージシャンの柿崎洋一郎さんなどがプロジェクトへの賛同を表明。「みんなで勇者=医療従事者にエールを送ろう」を合言葉として、支援金を集める「TEAM CEER」が発足した。
期限は5月21日まで
目標である170万円を集めなければならない期間は、5月21日午後11時まで。目標金額を達成した場合のみ、実行者である日下さんは集まった支援金を受け取ることができる仕組みだ。
170万円に達し次第、医療用マスクを購入し、公的機関に寄贈する。その後、マスクを必要とする県内の医療機関に配られる。
支援金の受付方法など詳細は「神奈川 マスク レディーフォー」で検索を。
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