数字のデジタル表記を使って日本語の50音を表現する「デジガナ」(線字)の発明者が青葉区内にいることをご存じだろうか。
つつじが丘在住の鈴木誠一郎さん(50)がその人。ビデオデッキなどのデジタル数字を見て、かな表記に活用できないかと考案。7画からなるデジタル表記で母音と子音を決め、その組み合わせで50音を表現。韓国のハングル語のようにパターンをつかめば誰でも簡単に覚えられるのが特徴で、2000年に特許も取得した。
その後もデジカナの活用法を考え続ける鈴木さん。例えば、デジガナに凹凸を付ければ視覚障害者でも読むことができ、点字よりも容易に健常者と視覚障害者が同じ文字を共有できる。鈴木さんは「点字が誤表記されている報道もあるが点字を読める健常者が少ないため気づけない。健常者でも読める文字であれば事故を未然に防ぐことができるのでは」と駅の券売機やエレベーターなどでデジガナの活用に期待する。
作詩家という職業柄、日本語の一字一句に気を使い、大切にしている鈴木さん。「漢字由来のひらがなではなく、日本語にしかない母音と子音の組み合わせから成る50音を生かしたような文字を作りたかった」と話し、「今後デジガナの活用が広がり、多くの人に親しんでもらえたら」と語った。
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