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公開日:2021.04.08

マイナンバーカード
保険証利用、プレ運用開始
区内でも導入事例

  • 「病院等で導入を検討中の方は機器の見学も可能です」と田中院長

 政府が本格的な運用を目指すマイナンバーカードの健康保険証利用。現在、全国の医療機関・薬局でプレ運用が行われている。青葉区内では市ケ尾町のロコデンタルクリニック(田中綾院長)で利用を開始。今後各所で導入が進むとみられる。



 同院では3月末に専用回線工事を完了。マイナンバーカードが4月1日から健康保険証として利用できるようになった。



 利用の際はカードリーダーにカードを置き、顔写真で本人確認を行う仕組み。厚生労働省によると、10月には薬剤情報も患者の同意のもとで順次閲覧が可能になる予定。過去の薬剤情報等を対応医療機関・薬局で共有できるため、データに基づいた診察・薬の処方をしてもらえるなどの利点がある。



 一方、医療機関・薬局側が保険証利用に対応できるようにするには、専用機器の設置や回線工事が必要。政府は3月中の本格的な運用を目指していたが、体制が整わず延期になった経緯がある。厚生労働省は「遅くとも10月に本格的な運用開始を目指したい」としている。



利用は申込が必要



 マイナンバーカードを保険証として利用するためには、マイナンバーカードを取得した上で申込が必要。ウェブサイト「マイナポータル」、又はスマートフォンのアプリ「マイナポータルAP」から申請できるほか、セブン銀行ATMからも可能。また、患者側がどこの医療機関・薬局で利用できるかは厚生労働省のサイトから確認できるが、神奈川県内でも3月26日時点で対応する医療機関・薬局は8カ所にとどまっている。



 同省の担当者は「待ち時間の短縮につながるほか、病院の初診時でも同意があれば薬剤情報を引き継ぐことができるで、よりメリットがあると期待していている」と話している。

 

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