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青葉区 社会

公開日:2022.05.05

市民防災センター
水災害の体験可能に
浸水時の扉開けなど

  • 水圧がかかった扉の開放に挑戦する職員

 防災・減災教育の場として地震や火災、風水害への備えを学べる横浜市民防災センター(神奈川区沢渡4の7/横浜駅西口徒歩10分)は、水災害に特化した体験装置を4月に導入した。近年激甚化する水害に対し、体験を通じ「逃げ遅れゼロ」を目指したい考えだ。



 体験装置では水圧がかかった状態での扉の開閉と、水流を発生させた水の中での歩行ができる。



 浸水時に外側の水深が50cmとなると、扉を開ける際は100kgほどの水圧が扉にかかるため、成人男性でも開けるのは困難になるという。体験装置では深さ60cmまで水を貯めることが可能で、扉を開放する重さを感じることができる。



 一方、水の中の歩行は深さ30cmほどの水に水流を発生させ、流れに沿った方向と逆らった方向に歩き、抵抗の大きさや歩行の不自由さを知ることができる。



 これらの内容で所要時間は30分ほど。体験時には胴長を着用し、5人から30人までの参加で、1週間前までに事前予約が必要となる。



VRで災害体験



 VR(仮想現実)で災害体験ができるコーナーも新設。火災や地震、水害の疑似体験映像を専用のゴーグルを着けて視聴することができる。



 担当者は「新しい体験装置を通して、早期避難の大切さをより多くの人に伝えられれば」と話している。(問)同センター【電話】045・312・0119 【URL】https://bo-sai.city.yokohama.lg.jp/

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