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青葉区 社会

公開日:2023.06.08

還付金詐欺阻止で感謝状
柿の木台郵便局・吉田さん

 還付金詐欺を未然に防いだとして5月26日、横浜柿の木台郵便局の吉田富子さんに青葉警察署から感謝状が授与された=写真。

 吉田さんは16日、高齢の女性が電話をしながらATMに並ぶのを不審に思い、声掛けを実施。詐欺の可能性を感じ、女性に警察に通報するように伝えたことで、被害阻止に至った。日頃から不審に思ったことがあれば声掛けをしているという吉田さん。新しい詐欺の手口も日々確認し、防犯意識の向上に努めているという。

 同署の橋谷田裕樹署長は被害防止に感謝を伝え、吉田さんも「女性の大事な財産が失われなくて良かった。これからも還付金詐欺などの被害が出ないよう、注視していきたい」と話していた。

 同署によると、金融機関の職員やコンビニの店員によって詐欺の被害を防いだケースは多く、2022年の管内抑止件数は97件と県下で最多だったという。橋谷田署長は「積極的な声かけが特殊詐欺を防ぐを最大防御」と改めて、呼び掛けた。

詐欺のあらまし

 女性宅にかかってきた電話は、青葉区役所保険年金課の職員を名乗る人物からのもの。医療費の戻りがあることを伝えられ、「お金を振り込むため、近くの郵便局に行ってください」と言われたという。結果として女性が郵便局に行った時間は異なるが、当初は「午後5時30分に郵便局に予約を入れる」と伝えられるなど、局員がいない時間を指定されていた。同署では「医療費等の戻りがある、ATMで手続きしてほしい等の電話があれば還付金詐欺だと思ってほしい」と話している。

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