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青葉区 社会

公開日:2025.12.04

桐蔭横浜大学特任教授
宮坂氏ら先駆者に国際賞
次世代太陽電池の功績で

  • スネイス教授(左から2人目)、宮坂氏(中央)、朴教授(右から2人目)=桐蔭横浜大学提供

 国立研究開発法人 物質・材料研究機構(NIMS)が主催する科学技術の国際賞「NIMSアワード」の授賞式が11月につくば国際会議場(茨城県)で開催され、桐蔭横浜大学の宮坂力特任教授らペロブスカイト太陽電池の先駆者3人にメダルと賞状が授与された。

 物質・材料研究において顕著な成果を上げた研究者を顕彰する同賞。今年は宮坂氏、オックスフォード大学のヘンリー・スネイス教授、成均館大学校の朴南圭教授の3人が選ばれた。

 ペロブスカイト太陽電池は軽量で曲げることができるのが最大の特徴。次世代の太陽電池として期待されるほか、ノーベル賞の受賞対象としても有力視されている。

 授賞式に引き続き行われた受賞者による記念講演で、宮坂氏はこれまでの研究開発の道のりや、自身が立ち上げたベンチャーでの開発秘話、商業生産の動向を説明。スネイス教授は宮坂氏らが発表した論文に刺激を受けたというエピソードを紹介したほか、朴教授は太陽光発電技術の重要性を強調した。

 宮坂氏は「ペロブスカイト太陽電池の学術研究が大学院学生の努力によって日本で始まり、一緒に受賞した海外2名の研究者がこの太陽電池の高効率化を達成したことが現在の産業実装につながっている。国際交流と共同研究の重みを感じます」と話した。

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