青葉区在住前田紗江さん ローザンヌで2位 「プロの夢」へ第一歩
若手バレエダンサーの登竜門とされるローザンヌ国際バレエコンクール。第42回の最終選考が2月1日にスイス・ローザンヌで行われ、青葉区在住の横浜翠陵高校=緑区=1年生、前田紗江さん(15)が2位に輝いた。
青葉区たちばな台のマユミ・キノウチバレエスタジオに、小学校1年生のときから通う前田さん。入会当時から指導を続けてきた、スタジオ主宰者の木ノ内真百美さんは「本当に心から嬉しい。小さいころから頑張ってここまで育ってくれたことを誇りに思う」と祝福する。
高校に進学する前から、プロになりたいと思うようになり、気持ちを表に出すように。次第に踊りも変わってきたという。「努力と実力が必要なこの世界で、多くの審査員に認められて、夢の第一歩を踏み出すことができた」と木ノ内さんは話す。
目標へ 努力重ね
普段は穏やかで静かだが、決めた目標に対しては、実現に向けてとことん実行する性格だという前田さん。スタジオにはほぼ毎日のように通い、3、4時間練習に打ち込む。スタジオに行く前は、必ずストレッチなどの準備を徹底しているという。「夢が現実になってとても嬉しい。これから進む道はとても厳しい世界。支えてくれた人たちのことを思い出して、これからも頑張って」と前田さんの母親はエールを送る。
同コンクールは、世界で活躍するバレエダンサーの熊川哲也さんらを輩出。2012年には厚木市出身の菅井円加(まどか)さんが優勝した。今回は最終選考に20人が残り、高校2年生の二山治雄さんが優勝。入賞者6人のうち1位と2位、6位を日本人が占めた。
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