今月、生まれ育った中山で不動産屋を開業して5年目に入った。「入居者が集まらない」など、賃貸アパートを経営する大家の悩み解決にあたる毎日を送っている。「不動産のプロとして、大家さんの課題解決にあたることにやりがいを感じている。社長ではなく、いち営業マンという意識で動くことが多い」
区内のガソリンスタンドで働いていた約20年前に、スタンドのお客さんだった不動産屋社長にスカウトされたのが、不動産業に従事するきっかけ。「驚いた。私の何が良かったのか」。未知の業界に戸惑うこともあったが「お客さんを喜ばせる」というサービス業に変わりはなく、住まいを取扱う業界にのめり込んでいった。「プレッシャーもあるが、人の期待に応える仕事をしたいと考えている。仕事内容は関係ない。誘われなかったら今でもスタンドで働いていたと思う」。「ありがとう」という言葉をお客さんからもらうことが仕事の原動力となっている。
誘われた会社で不動産業を学んだ後、中山で一番働く不動産屋を目指し独立。”おせっかい”な不動産屋として、お客さんである大家と向き合ってきた。部屋の借り手が見つからないと悩んでいるだけで、部屋の改装など、入居者を集めるための工夫をしない大家には厳しい言葉を発することも。「お客さんに喜んでもらいたいから、いろいろな提案を重ねる。本気でぶつからなければ相手は動かない」。「中山で一番」への道は始まったばかりだ。
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