緑区 教育
公開日:2025.12.18
森の台小5年生
「米(コメ)万博2025」開催
パビリオンに保護者招待
森の台小学校の5年生が12月9日、総合的な学習の時間の集大成として、同校で「森の台米万博2025」を開催した。保護者ら約140人を招き、児童は本家の万博さながらに「パビリオン」を作り、調べたことを展示・発表した。
米万博の開催が決まったのは今年5月のこと。授業の一環で稲作に取り組む中で、ある児童から「お米について調べたことを発表したい」と発案があった。そこから約半年間、総合的な学習の時間を使い、さまざまな企画を考え準備を進めた。
米万博のテーマは「お米の未来社会と感謝」。1〜4組がそれぞれ「海外」「未来」「過去」「今」を担当してコメについて調べ、教室を「パビリオン」に見立てて展示発表を行った。あるグループは、日本のコメの輸出・輸入がともに増えている理由や、生産が需要を上回っても価格が下がらない理由をまとめた。発表した女子児童は「輸出入には興味がなかったけど調べていくうちに面白いと思った」と話していた。このほか品種や育て方、食べ方、歴史、稲作の機械化などあらゆる角度からコメについて掘り下げて調べ、模造紙やスライド、動画の形式でまとめた。発表はクイズ形式にするなど工夫が凝らされていた。発表を聞いた保護者は「楽しそうに堂々としていた。発表することで理解が深まると思う」と感心していた。
また、児童と教員が作詞・作曲を手掛けたテーマソング「My(米) Lovers」を披露。「コメのことを知って感謝して食べてほしい」という思いを歌に込めた。
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