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”赤ひげ先生”に聞く歯科医療 65 高齢者の虫歯は進行しやすい? 十日市場・みどり歯科医院
十日市場町『みどり歯科医院』は開業当初から、費用的に負担が少ない「保険診療」に主軸を置いている。誰もが通いやすい”まちの歯医者”を目指す阿部光敏院長に話を聞いた。
いつまでも噛める喜びを持って欲しい―。
こうした阿部院長の思いから、治療前の丁寧なカウンセリングを重視し、定期的な口腔内チェックやセルフケアの大切さを説いている同院。
唾液量が減少
阿部院長によると、高齢者は「なんとなく痛む」と軽い気持ちで受診し、かなり虫歯が進行してしまっているケースが多いのだとか。これには、高齢者の虫歯が進行しやすいことが原因だという。
高齢になると若い頃と比べ唾液量が減少。唾液には口の中の状態を虫歯菌が好む酸性から中性に戻す働きがあり、唾液が少ないことは虫歯になりやすい環境だと言える。また、歯の表面は硬いエナメル質が覆っていて多少のダメージであれば再生されるが、高齢者は長年のブラッシングや咀嚼などによってエナメル質がすり減って薄くなってしまっていることが多い。さらに、歳を重ねることで徐々に歯肉が痩せ、エナメル質に覆われていない歯の根元の部分が露出。虫歯菌が直接歯の根本部分を攻撃し虫歯になりやすくなっているのだ。
認知症などにも影響
近年では虫歯や歯周病が、動脈硬化や糖尿病のほか、肺炎、認知症などのリスクを高め、私たちの体に影響を与えてる原因になっていることがわかってきている。
「定期検診でこれらのリスクを回避しましょう」
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