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鎌倉 文化

公開日:2025.12.19

高校生が輝ける舞台を
「Aquarise」3月に初公演

  • 「Aquarise」のメンバー。後列右から2人目が浅川さん

 鎌倉高校出身の浅川花和さん(19・鎌倉市在住)が代表を務める、高校生のためのミュージカル団体「Aquarise」が来年3月31日(火)、初のオリジナル公演を新堀ライブ館(藤沢市藤沢93)で開く。高校生が自ら作り上げる舞台を前にメンバーは現在、稽古に励んでいる。

 同団体の前身は、藤沢を拠点に活動してきた団体「高校生ミュージカルAqua」。昨春メンバーの高校卒業に伴い、2年間の活動に幕を下ろした。そんな中、浅川さんを含むAquaの卒業メンバー3人は今年4月、「Aquaを通じて得た経験や地域との関わり、高校生が学校の垣根を越えて舞台を作る”地域の部活”としての場をなくすのは惜しい」と、新団体Aquariseを立ち上げた。

 「高校生が自ら創りあげるミュージカル団体」というコンセプトを引き継ぎ、活動を開始。現在は運営側として団体を支えるメンバー3人の他、新たに募った高校生のキャスト6人、マネージャー2人、舞台製作メンバー5人の計13人が所属している。

 キャストの一人、松島百花さん(高1)は中学時代演劇部の部員で、前身Aquaの存在を知っていたという。新メンバーの勧誘を受けて「高校生がキャストから情報発信まで全て自分たちで取り組める点に惹かれ、参加を決めた」と話す。また、これまでのイベント出演などを振り返り、「人前で歌やダンスを披露するのは初めてで、思うようにできず悔しい時もあったけれど、さらに技を磨いていい公演にしたい」と意気込む。

 浅川さんは「メンバーは皆パワフルで熱い思いを持って活動してくれている。メンバーを輝かせられる舞台を作りたい」と力を込める。

クラファンで支援募る

 同団体は現在、3月の公演に向けて、平日で集客が課題となることなどからクラウドファンディングでホール代や制作費、設備費の支援を募っている。浅川さんは「地域の高校生や大人、企業の関係者が知り、応援してもらえたら」と支援を呼びかけている。

 公演の最新情報は、同団体のInstagram(@aquarise.official)から確認できる。

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