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創作劇で乳がん伝える ワークショップも開催

社会

掲載号:2020年9月3日号

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創作劇の制作メンバーら
創作劇の制作メンバーら

 乳がんの体験者らが演じる創作劇が来年3月にみどりアートパークで開催される。9月から12月までの期間は、演劇のワークショップも実施する。主催者は「エンタメの力で乳がんのことを伝えたい」と話す。

 来年の3月20日と21日に上演されることが決まった創作劇「ブレストウォーズ 恋する標準治療!〜女の胸はときめくためにある。」。横浜を舞台として、48歳の平凡な女性が乳がんの告知を受けた後、治療しながら成長していく姿を描く医療ラブコメディだ。

エンタメで気軽に

 企画するのは、脚本家・演出家の鹽野(しおの)佐和子さん。鹽野さんは、2017年12月に乳がんが見つかった。

 その翌年の18年は治療に専念していたが、多岐にわたる乳がんの治療方法などの情報を集めることに苦労したという。右乳房を全摘出した後、1カ月以上の放射線治療も体験した。そのような経験から、「多くの人に乳がんのことを気軽に知ってもらいたい」との思いが芽生えた。

 その後、鹽野さんは「脚本家・演出家の自分の経験を生かして、様々な治療の経験を創作劇で多くの人に共有化できないか」と考えた。

 そんな思いは共感を生み、多くの協力者が現れた。乳がん患者をサポートする会である「一般社団法人KSHS キチンと手術・ホンネで再建の会」で代表理事を務める溝口綾子さんは「エンタメの形で、リアルな乳がん体験者を取り巻く環境や声を伝えるのは素晴らしい取り組みだと思う」と協力をしている。

 9月5日からは、演劇のワークショップも始まる。12月までに全10回のスケジュールが組まれている。参加するのは、乳がんの体験者やその家族、友人らだ。発声の練習や滑舌をよくする方法など、演劇の基礎を幅広く学ぶ。希望者は、3月の公演時にキャスト、スタッフとして参加することができるという。

プロが指導にあたる

 ワークショップの指導にあたるのは、プロの演出家や俳優、音楽監督ら。元劇団文化座で現在も俳優を務める皆川和彦さんも「指導に力を入れたい」と意気込み、「がんは身近な病気。指導の準備をするなかで、知らないこともたくさんあった。単に演劇だけを伝えるのではなく、がんのことを伝えていきたい。多くの人に参加してもらえたら」と呼びかけた。

 鹽野さんは、「多くの人の共感を得て、ワークショップや公演の実現に向けて動き出している。輪が広がっていることを強く感じる」と話した。

 ワークショップへの参加の申し込みや問い合わせは、ブレ恋制作実行委員会事務局【電話】090・1262・5520(一宮さん)か、【メール】ticket@brekoi.comへ。

 また、公演は来年3月20日と21日に3回予定されているほか、19日にはプレミア上演も企画されている。詳細は「ブレ恋」で検索を。

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