第19回横浜隼人杯(NPO法人横浜ラービークラブ主催)の決勝戦が6日に行われ、緑区の少年野球チーム「長津田クラブ」のTチームが優勝した。
横浜市内の小学3年生以下の少年野球チームが優勝を争った同大会は、予選リーグを勝ち抜いた16チームが決勝トーナメントに進んだ。長津田クラブは決勝トーナメント初戦、同じく緑区の「DMファイターズ」と対戦。緊張感からか先制点を許したが、最終的には7-4で勝利。続く2回戦は強豪ひしめく戸塚区の「前田タイガース」戦だったが、7-5で逃げ切った。準決勝の「市場ハリケーンズ」(鶴見区)戦ではホームスチールに成功し先制に成功。その後投手戦となり最後は三振でゲームセット(1-0)。
決勝の相手は「戸塚アイアンボンドス」(戸塚区)。ベンチの期待に選手が応え、初回で3点を先制したものの、すぐさま3点を失う展開に。その後も勝ち越し点を奪うも追い付かれる一進一退の攻防が続いた。4-4の同点で迎えた最終回、簡単に2アウトとなったが、4番の見事な2塁打でチャンスを作り、一瞬の隙をついて3盗に成功。続く5番が三振に倒れたかと思ったその時、相手の捕手がボールを後逸し、その隙をついてホームインし追加点獲得に成功した。その裏、一死3塁のピンチを迎える。相手打者の強烈なライナーがレフトに飛んだが、レフトが果敢にキャッチ。打球がレフト方向に飛んだ瞬間に飛び出していた相手の3塁走者は塁に戻れずゲームセットとなった。
同クラブTチームの井上勝監督によると、新型コロナの影響で夏前までチームの活動自粛が続き、選手たちは自主練習を行うなどしながら過ごしていたという。井上監督は「みんなで何か一つの目標に向かい、結果を出すことができて本当に良かった。優勝の瞬間、感極まった選手たちは涙を流して喜んでいた」と話した。また主将の高杉太雅くんは「今年はコロナで色々な試合が中止になって悔しい思いをしたので、この大会は今までたくさん練習してきたことをみんなで精一杯出し切ろうという思いで挑んだ。このチームで優勝してのは初めてだったので、本当に嬉しかった」と喜びを表した。
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