「地球市民のしゃべり場〜アフガニスタンでの中村哲を語る〜」が7月30日、緑区市民活動支援センター「みどりーむ」で開催された。主催はみどり国際交流ラウンジ。
ゲストを招き、話題提供者として参加者に多文化共生に関連する講演を行ったのち、参加者が自分の考えや質問を発言する同イベント。当日はアフガニスタンで医療支援や用水路の整備などに取り組んだ医師の中村哲さんの活動を20年以上取材してきたカメラマンの谷津賢二さんが話題提供者として講演を行った。
谷津さんは講演の冒頭で、アフガニスタンの情勢や文化、宗教に触れ、中村さんの現地での活動について、訪れた20人の参加者に説明した。
谷津さんからの説明を受け、参加者が発言する時間になると、「中村哲さんの功績や考えを思い出す機会になって良かった」という感想のほか、「文化が違う人を理解することは難しいのではないか」などの質問もあった。それに対し、谷津さんは「真心は信ずるに足る」という中村さんの言葉を用いて、「真心は文化に関係なく、誰にでも備わっている。相手を宗教や国で決めつけず、一人の人として、その人自身に向き合うことが大事だ」と話した。
谷津さんは同イベントについて「参加者が異文化交流について考えてもらえる機会になれば」と思いを語った。
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