緑区 教育
公開日:2025.08.28
いぶき野小学校児童
「どんな香りができるかな」
独自のスプレー 製作
国産未利用材を使用した精油から、児童がオリジナルスプレーを作る天然製香ワークショップが8月19日、いぶき野小学校コミュニティハウスの一室で開催された。
全国で子育て支援施設を運営する(株)明日葉と、日本製フレグランスメーカー「(株)キャライノベイト」が、日本に根差した香りのものづくり体験を通じて地域文化や資源循環の大切さを学ぶ機会を子どもたちに提供しようと共催で企画。同校放課後キッズクラブを利用する3〜5年生15人が参加した。
講師を務めたのはキャライノベイトの清水篤代表取締役と、河合みづきさん。集まった児童に、国内の樹木を建材にするときなどに余った葉や、国産の果物からジュースを絞った後の皮なども国産未利用材と呼ばれることなどを解説した。
未利用材生かし地域貢献を
子どもたちはまず、国産未利用材から作られた精油13種類の香りを嗅ぎ、「土佐文旦」「紫蘇」「ラベンダー」「吉野ひのき」など、各自が好みの香り4種類を選択。それぞれの精油をスポイトで慎重に吸い取り、小瓶に入れて混ぜ、自分の好きな香りのルームスプレーを作った。
5年生の女の子は「スポイトで入れるのが難しかったけれど、コツをつかんで上手くできるようになった。すごく良い香りができて良かった。玄関とかに使いたい」と笑顔で話していた。
清水代表取締役は「みんな楽しそうで、喜んでもらえて良かった。未利用材をどう使って地域に貢献できるかを考えるきっかけになれば」と語った。
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