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公開日:2026.09.24
情報五輪で世界4位に 神大附属高 の平澤さん 独学で掴んだ栄冠
神奈川大学附属高等学校(台村町)2年の平澤由埜(ゆうや)さんが、8月9日から16日にかけてウズベキスタンの首都タシケントで開催された「第38回国際情報オリンピック」に出場し、世界4位の成績を収めた。92の国と地域から375人が参加する中、日本代表として金メダルを獲得し、文部科学大臣表彰の受賞も決まった。
国際情報オリンピックは、20歳以下の高校生らがアルゴリズムやプログラミングを中心とした数理情報科学の能力を競う国際大会。競技は2日間にわたり、1日5時間で3問ずつ出題される。実社会の課題を模したパズルのような複雑な状況を読み解き、効率的な解決手順(アルゴリズム)を考え、正しく動作するプログラムを作成して精度を競う。
「次こそは金を」
平澤さんは中学2年頃から本格的に競技プログラミングを始め、ウェブ上の過去問などを解きながら独学で実力をつけてきた。「パズルなどを理詰めで解くのが楽しい」といい、数多くの問題をこなして技術を磨いた。日本代表は国内予選を勝ち抜いた上位4人のみが選ばれ、平澤さんは代表の中で唯一、中学3年から3年連続の出場を果たしている。過去2回は銀メダルだったため、「今年こそ絶対に金メダルを取りたいという負けられない戦いだった」と振り返る。今年5月頃からは過去問を徹底的に解き直して実戦感覚を研ぎ澄ませたという。
今大会では例年の傾向とは異なる変則的な問題が出題されたというが、「部分点狙いではなく、まずは問題全体を考えて満点を狙う」という戦略に切り替えたことが功を奏した。さらに、「最初の1時間の動きを固定し、全問題を読み込む」という自身のルールを徹底し、長丁場でも冷静に対処したという。
また、会場では自前のマウスやキーボードのほか、菓子やマスコットなどの持ち込みが許可されている。平澤さんは好きな菓子のグミのほか、「直前に夢中になったゲームがあり、気にならないよう急いでクリアした」と、出発前に購入したゲームキャラクターのアクリルスタンドを持参した。「眺めながら祈るなどしてリラックスできた」と工夫し、5時間の長丁場を乗り切った。競技外では、他国の選手と英語でコミュニケーションを取り、ボードゲームや日本映画を一緒に楽しむなど、充実した国際交流も経験できたという。
平澤さんは「4位という結果は上振れすぎで驚きもあるが、金メダルを獲得できてうれしい」と率直な思いを話す。今後については「可能であれば来年も出場し、金メダルを取り逃がさないようにしたい」と、大学受験も控える次回の大会を見据えていた。
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