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緑区 教育

公開日:2026.10.22

森の台小でピンクのバッタ?発見 専門家「成虫まで飼育を」

  • ピンク色の「クビキリギス」

    ピンク色の「クビキリギス」

  • 「クビキリギス」を捕まえた児童たち

    「クビキリギス」を捕まえた児童たち

  • ピンク色の「クビキリギス」の幼虫

    ピンク色の「クビキリギス」の幼虫

  • 「ショウリョウバッタモドキ」を捕まえた児童

    「ショウリョウバッタモドキ」を捕まえた児童

 森の台小学校で10月13日、ピンク色のバッタのような生き物が見つかった。発見したのは同校6年生の布川薫さん、大塚皓也さん、桑山奏貴さん、柳滝鴻翔さん、前田颯仁さん、相澤宥太朗さんの6人。昼休みに校内の茂みで捕獲した。

 6年1組(矢島淳教諭)では多くの生き物を飼育しており、児童らはカマキリの餌を探している最中だった。珍しい色に驚きつつもそのままカゴに入れ、餌にしようと考えたが、矢島教諭が「珍しいから」と、本紙へ取材を依頼する運びとなった。

 バッタの生態に詳しく、『バッタハンドブック』(文一総合出版)の著者であつぎ郷土博物館学芸員の槐(えんじゅ)真史さんに鑑定を依頼したところ、個体はバッタ目キリギリス科に属するキリギリスの仲間「クビキリギス」の終齢幼虫(成虫になる一歩手前の段階)だという。

 体色について槐さんは「新聞などで突然変異として紹介されることもあるが、クビキリギスのピンク色個体は一定の割合で見られる体色変異」と指摘する。「羽化で緑や褐色になることもあり、体色型は通常成虫で語るもの」とした上で、図鑑の記述などから「今回の個体は終齢幼虫であっても関東では珍しい体色と言って良い」と見解を示した。実際、県内で紅色の成虫は1996年を最後に記録がないという。

 さらに「経験則として、日本では北は緑や褐色が、南に行くにつれ紅色が多くなる傾向があり、今後も研究したい」と地域性も推測。「キュウリや鰹節を与えれば11月には成虫になるので、ぜひ飼育してほしい」と話した。

 矢島教諭は「餌にならず良かった」と安堵。「クラスは生き物好きが多く、よく虫を捕まえてくるんですよ」と笑う通り、取材に訪れた14日にも児童が背中が紫色の昆虫を捕獲していた。槐さんによると「ショウリョウバッタモドキ」の「セアカ型」だという。

 クラスでは、今後も教室でこのクビキリギスを大切に飼育していく予定だ。名前を尋ねると「ピンク色なので。苗字が『ルビー』で名前が『ちゃん』です」と笑顔で明かしてくれた。

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