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緑区 文化

公開日:2026.10.07

バイオリニスト・加藤さん 中山の交流拠点で演奏会 住民との交流深める

  • 地域住民の前で演奏を披露する加藤さん

    地域住民の前で演奏を披露する加藤さん

 中山にある交流拠点「Co─coya」(中山5の9の1)に滞在して創作に向けたリサーチに取り組んでいるバイオリニスト・加藤綾子さんが10月1日、同拠点で「ごあいさつトーク・コンサート」を行った。アーティストのキャリア形成を支援する(公財)横浜市芸術文化振興財団による助成制度の採択者である加藤さんは9月30日から10月17日(土)まで同拠点に滞在。地域住民との交流を通して「何者かであろうとすることをやめた/やめられなかった人」の体験を聞き取り、創作活動の源にする。

 この日のコンサートには地域住民を中心に約30人が訪れた。加藤さんはバイオリン1本で無伴奏の曲目を演奏。バッハのような日本人にも親しまれている定番のクラシックから、現代に活躍したフィンランドの作曲家カイヤ・サーリアホといったユニークで耳馴染みのない作品まで、バイオリンの幅広い表現を披露した。曲目の間では、現在までバイオリンを続けてきた自身の生い立ち、日本のクラシック音楽における権威性や特有の振る舞いに対する批評的な視点、今後の制作活動の方向性などが語られた。「西洋/白人中心主義が内面化しているこれは何なんだろうと、ここ数年見つめ直してきた」と加藤さん。滞在期間中は音楽を専門としない人らとも交流し、クラシック音楽の受容や継承、個人的な体験談や感情などをリサーチするという。

 これら一連の取り組みは、2027年10月のパフォーマンス作品の発表に向けて行われているもの。その一環で、27年1月には同拠点で座談会「“やめる”を考える」を開く。詳細は同財団のホームページへ。加藤さんは滞在期間中も、在中時間は不定期だが地域住民との交流を広く受け入れている。

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