11月で砂田川の清掃・除草活動100回目を迎えた「砂田川水辺愛護会」会長 駒田 賢一さん 鳥山町在住
水遊びができる川を
○…２００３年から鳥山町に流れる砂田川の清掃・除草活動を毎月１回行ってきた「砂田川水辺愛護会」。この11月で活動が１００回目を迎えた。「10年近く続けてこられたのも、ボランティアの人たちの力のおかげですね。みんな熱心にやってくれました」と笑顔を見せる。
○…自身を含め、鳥山町の住人が数人で自主的に清掃を行っていたことが会発足のきっかけ。当時ＰＴＡの役員をしていたため、活動をしていた住民たちから、地元の鳥山町自治会と連帯をしたいと、頼まれた。自治会に話をすると、賛同の声が上がり、会が立ち上がった。「昔は、車のタイヤや自転車、ひどい時はバイクが捨てられていたこともあるんですよ」と振り返る。
○…子どもが小学生だった頃、保護者たちで少年野球を運営していた経験もある。「日曜日になると、試合のために車をチャーターしたりしました。子どもたちは野球に夢中で、特に感謝されたわけではないですが、勝って喜んでいる顔を見るのは率直に嬉しかったですね」。この経験で地域とのつながりができ、砂田川で活動するきっかけが生まれたという。
○…子ども時代の砂田川は魚を捕まえたり、泳いだりできる清流だった。その後、家庭から排水が流れ出ていたことなどを理由に川が汚れていったというが、下水が整備されたことで今では再び、川にシラサギやカワセミ、魚たちが戻ってきた。「嬉しいですね。ゴイサギが来て魚を取っていっちゃうのがしゃくに触るんだけどね」と笑顔を見せる。今後はボランティアをしてくれる人を増やしていくことが課題という。「年に一度城郷小学校と合同で『クリーン作戦』も行っている。子どもが清掃をしていると大人もやんなきゃ、と思うよね。川でまた水遊びができるようにしたいですね」と抱負を語った。
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