今月8日、東京・味の素スタジアムで行われた「日本陸上競技選手権」の男子100m決勝で、慶応大学体育会競走部の山縣亮太選手が10秒11のタイムで初優勝し、8月10日からモスクワで開催される世界陸上の男子100m、4×100mリレーの日本代表に選出された。また、(株)トーエル(本社・高田西)所属の今野美穂選手が棒高跳で6位入賞を果たし、活躍を見せた。
「モスクワでは自分らしい走りに専念したい。結果はおのずとついてくると思う」――。
山縣選手は日本選手権大会当日、勝ち負けは意識せずに、自己ベスト更新を目指して望んだ。予選のレースでは10秒14のタイムで1位。順当に決勝へと駒を進めた。決勝でも自身の走りにこだわり、10秒11と予選からさらに記録を伸ばし優勝を決めた。山縣選手は「世界陸上の出場権を得ることを第一に考えていたので素直に嬉しい」と、喜びをかみしめた。
山縣選手は、昨年夏に開催されたロンドン五輪に出場。メダルこそ逃したが、4×100mリレーで5位入賞に貢献した。100mでは、予選のレースで10秒07のタイムで自己ベストを更新し、日本歴代5位(当時)の記録をマーク。その後、準決勝まで勝ち進んだが惜しくも決勝進出は逃している。
「表彰台も夢ではない」
五輪での華々しい活躍の後、けがの影響で約5カ月の間スパイクを履けない状況が続き苦しんだ。「正直焦りはあった」と話すが、冬場は体力づくりに専念し調整。見事に復活を遂げてみせた。
世界の有力選手が集結する大舞台まで約2カ月。「日本選手権で勝てたことで確かな自信がつきました。レースに集中する感覚を大切にしながら大会に臨みたい。自己ベスト更新の先にある9秒台をだし、世界の表彰台にのぼることも夢ではないと思っている」と意気込みを語る。
また、同部の川合伸太郎監督は「山縣は試合ごとに課題を見つけて克服していくタイプ。昨年のロンドン五輪のように、大舞台で力を発揮してくれると思います」と、期待の言葉を語った。
更なる記録目指す
日本選手権では、(株)トーエル所属の今野美穂選手が女子棒高跳に出場。3m80で6位入賞を果たす活躍を見せた。今野選手は「常に強い向かい風が吹く悪条件でしたが、国内最大の大会でしっかり成績を残したかったので残念。筋力と走力アップをし、今年中に4m20まで記録を伸ばしたい」と今後の目標を語った。
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