慶應義塾高校のサッカー部はこのほど、相模原で行われた関東大会県予選準決勝で横浜創英高校に2―1で勝利し、1961年(昭和36年)の第4回大会以来、55年ぶりに関東大会への出場を決めた。初戦は6月4日(土)、対専修大学松戸高校。
105校が出場した同大会県予選は、上位2チームが関東大会に進める。同部は県U-18のリーグ1部所属で、第1シード校として5回戦から参加。平塚学園相手に延長逆転勝ち、準々決勝では東海大学附属相模高校に勝利を収め、着実に駒を進めていった。
準決勝は5月7日、相模原ギオンスタジアムで行われた。対戦相手の横浜創英高校は、奇しくも3年前、同じ会場で行われたインターハイをかけた試合で敗北を喫したチーム。大方貴裕監督は、「相手は県U―18リーグの2部だが、個人個人で比べるとレベルは相手の方が上だった」と振り返る。
創英はボールの保持率に定評のあるチーム。できるだけ距離を詰め、プレッシャーをかけ続ける戦略で挑んだ。激しい展開に、慶應側の選手が負傷退場するというアクシデントがあったが、前半終了間際、松島竜成選手(3年)のパスに小関嵩史選手(3年)が合わせ、先制点を奪った。後半6分、PKで同点に追いつかれると、29分に再び小関選手がダイビングヘッドで決勝点を挙げた。「前半、一度あったチャンスを決めることができなかったので、どうしても入れたかった」と小関選手は話している。
決勝戦では日大藤沢高校相手に1―2で惜敗したが、大方監督は「予選後、試験期間で低下してしまった運動量を上げるのが課題。まずは初戦突破を目指したい」と話している。
OBも激励
創部約90年、長い歴史を持つ同部は、当時の「soccer」の呼び名であった「ソッカー」をチームの正式名称にしている。55年前、高校2年で関東大会にMFとして出場した西本綜吉さん(72)は、関東大会まであと一歩だと聞き、準決勝の応援に駆け付けたという。「試合終了のホイッスルを聞き、喜びが込み上げた。関東でも悔いのないよう全力を尽くしてほしい」とエールを送った。
同部は3年54人、2年45人、1年33人計132人の大所帯で、経験者の多さやアグレッシブプレー(攻めの姿勢)が強み。
関東大会初戦の相手は専修大学松戸高校(千葉県代表)。6月4日(土)に千葉県姉崎グラウンドで行われる。
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