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港北区版 公開:2017年5月11日 エリアトップへ

港北区連合町内会会長に就任した 小林 辰雄さん 新吉田東在住 76歳

公開:2017年5月11日

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顔の見える町会づくりを

 ○…「どうすれば新住民が気軽に地域活動に参加することができるだろう」。頭の中は常にこの課題でいっぱいだ。この4月から港北区連合町内会の会長に就任。自宅周辺の新吉田地区はもちろん、区全体で自治会・町内会への加入促進にまい進している。役員のなり手不足を課題としてあげる一方で、各地区の代表が集まる場では「それぞれが忌憚のない意見を出し合い、とてもまとまりがある」と話す。

 ○…東京都台東区の生まれ。3歳の頃、戦火で背中に火の粉が降り注ぎ、頭から氷水を浴びた経験は今でも脳裏に焼き付いている。「活発だった」と話すように、中学時代は駅伝の選手に選ばれたほど。家庭の事情で高校を中退後、工場で勤務をしていたが、より稼げる運送ドライバーに転職。60歳の定年まで全国津々浦々を走った。大分県の右に高崎山を望み、左に別府湾を見渡す景色は最高と語ってくれた。

 ○…33歳の結婚を機に港北区へ移住。3人の子宝にも恵まれた。近年では正月になると10人の孫も集まり賑やかさを増すという。定年を迎える前の年、休日に参加していた地域のソフトボールチームで「町会長をやってくれないか」と声を掛けられた。これがきっかけとなり新吉田東町会会長に。その後は新吉田連合町内会会長にも就任。現在も兼任している。「やれることがあればという思いだけで続けてきている」

 ○…多忙な日々を送るなか、仲間と行くカラオケで明日への英気を養っている。十八番は、ドライバー時代にも口ずさんでいた北島三郎のなみだ船だ。自身はソフトボールを通じて地域でのネットワークを構築してきたが、「定年を迎えてから地域活動を、となると一線を引いてしまう人も多い」と危惧する。目指すのは”顔の見える町会”作り。加入促進という名の目的地に向けて、しっかりハンドルを握り、ゆっくりとアクセルを踏み始めた。

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