港北区はこのほど、2018年度の運営方針を発表した。翌年度の区制80周年に向け、区民との共感や信頼の関係を強化する方針が盛り込まれているほか、それを推進するための職員の具体的な行動指針等も示された。
運営方針では「活気にあふれ、人が、地域がつながる『ふるさと港北』〜区民の皆様とともに歩む区政」を基本目標としている。
基本目標達成に向けた施策に挙げているのが【1】安心して暮らせるまちづくり【2】活気にあふれるまちづくり【3】地域で支えあう福祉・保健のまちづくり――の3点。さらに、その前提として「協働で進めるまちづくり」を掲げ、区民との共感と信頼の関係を土台に、区内13地区それぞれに3〜8人の職員を配置した地区担当制等のフットワークを生かしながら、自治会・町内会、団体企業等との協働による地域づくりを進めるとしている。
【1】では、地域防災拠点の充実や情報発信強化、自助・共助による地域防災力の向上などの災害対策を進める。【2】では区制80周年や2019年のラグビーワールドカップ、20年の東京オリンピック・パラリンピックの開催に向け、まちの歴史や文化などの魅力を発信するなどし、活気を生み出す。【3】では、ひっとプラン港北(地域福祉保健計画)の推進のほか、子どもや子育て世代への支援の充実、障害理解への啓発等に取り組む。
区民の声聞き、応える
目標達成に向けた職員の行動指針に示されているのは▽区民の皆様によりそう▽協働と共創▽チーム力で応える――。
区民の声に対しては「何ができるか」「どうしたらできるか」という視点から、各課を横断したチーム等で知恵を集めて対応する。
また、行動指針のベースとして聴く力や考える力、行動する力等の「職員の力」、助け合う職場やおもてなしの職場といった「職場の力」を養う方針も盛り込まれた。
港北区区政推進課の山本憲司課長は「港北区では、来年いよいよ区制80周年。さらにラグビーワールドカップ、東京オリンピック・パラリンピックと続く。このような状況で働けることに感謝し、やりがいにつなげたい。そして各取組みにより、港北区を区民の皆様にとって一層『ふるさと』と感じられるようなまちにしていければ」と話している。
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