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港北区版 公開:2018年10月11日 エリアトップへ

横浜文化賞 マイスター、平山さん受賞 ステンドグラスの技伝える

文化

公開:2018年10月11日

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製作に4年かかったという作品の原画を持つ平山さん
製作に4年かかったという作品の原画を持つ平山さん

 横浜市は、文化発展に尽力し、功績を残した人に贈られる「横浜文化賞」の今年度受賞者をこのほど発表した。港北区では社会貢献・スポーツ部門で、ステンドグラス職人で横浜マイスターの平山健雄さん=人物風土記で紹介=が受賞した。

 今年で第67回目となる同賞は、音楽や美術、舞踏、経済の専門家や市会議員などにより選考が行われている。

 平山さんは光ステンド工房(菊名)を主宰しており、市内を中心に全国でステンドグラスの製作や修復を行っている。2000年に横浜マイスターの称号を得た。国の重要文化財である横浜市開港記念会館や、横浜市外交官の家、日本福音ルーテル日吉教会で修復を、港北区役所や今夏に建て直された高木学園附属幼稚園で新設をする等多数の実績を持つ。また市内小中高や公共施設で体験教室を年に5回ほど開催。「ステンドグラスとは?」という説明から、様々なガラスの切れ端を使ったガラスコラージュ製作などを教えている。平山さんは「人間は感動することが日常にないと生きていけない。子どもたちにもそれを体感してもらえれば」と話す。

横浜の光が好き

 横浜市に住み始めたのは約35年前のこと。横浜の光のもとで製作したいとこの地を選んだ。横浜には、オゾンを多く含んだ柔らかな光が降り注いでいるのだという。それから市内のステンドグラスを調査し、修復すべきものを市に提案し続けた。大切にしているのは、「どれだけ修復すべき価値があるのか」を探り、人々に理解してもらう努力を続けることだという。

 今後は、横浜にあるステンドグラスの価値を上げ、日本で誇るべき作品が存在するとアピールしていきたいという。そのため、まずは市内の作品をリストアップし、修復していく方針。また現在はほとんどのガラス素材をフランスから取り寄せているため、横浜でガラスの生成を行い、地場産業にしたいという熱い思いを持つ。「泡が入ったり曲がったり、人が作った証が見えるガラスがあってもいい。”多様性豊かな素材を使ったステンドグラス”という新たな文化として、火を灯せたら」

 11月22日(木)には受賞者の贈呈式が行われ、抽選で250人が参加可能。申込みは往復はがきで市文化観光局へ。10月19日(金)必着。(問)同局【電話】045・671・3715

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