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小机の武将と戦国の世へ 地元劇団がボイスドラマ

文化

掲載号:2020年10月15日号

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本堂に飾られた甲冑の前で語る松井さん
本堂に飾られた甲冑の前で語る松井さん

 区内を拠点に活動する地域演劇集団スターリンクス(松井寿徳主宰)は、小机ゆかりの戦国武将・笠原重政を題材にしたオリジナルボイスドラマ「小机の重政」の静聴会を10月5日、小机町の雲松院で開催した。松井さんは「物語をきっかけに、地元の小机城の殿様に興味を持ってもらえれば」と語る。

 「小机の重政」は、小机城址まつりに訪れた3人の少女が、重政とともに戦国時代へタイムトリップする場面から始まる。4年ほど前に参加した小机城址まつりで、松井主宰や同劇団員らが地元の戦国武将について詳しく知らなかった経験を機に制作。松井さんは「作品を通して、地元の人たちにも、地域ゆかりの武将のことを知ってほしい」と願う。

 当日は密を防ぐため2回制で開催し、各回約30人が参加した。上演前には、内野公雄住職のあいさつをはじめ、港北区の歴史に精通する大倉精神文化研究所所長の平井誠二さんが登壇した。初代笠原信為が雲松院を建立したことや、小机を治めた理由等を紹介し、「登場人物がここに来たかもしれないと、歴史に思いを馳せて聞いてほしい」と話した。

 上演が始まると本堂の明かりが消え、参加者らは暗闇の中で物語に集中している様子。会場には「小机城のあるまちを愛する会」や地域の有志などの協力のもと、甲冑も飾られた。鳥山町から参加した荻田弘恵さんは「お城巡りが好きで、この前行った名胡桃城が物語に登場して嬉しかった。音響も臨場感があり、暗い本堂で聴けて趣きがあった」と喜んだ。

 この日だけの特別版として、本編の最後には”重政からのメッセージ”が流れた。重政は「未曽有の国難が続いているようだが、我ら一丸となり立ち向かえば恐れることはない!」と参加者らにエールを送った。

 同作品はスターリンクスのHP(小机の重政 スターリンクス で検索)から視聴できる。

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