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港北区版 公開:2020年12月10日 エリアトップへ

新田小 校内で"修学旅行" 地元企業も協力

コミュニティ社会

公開:2020年12月10日

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工作に使うチップを選ぶ児童たち
工作に使うチップを選ぶ児童たち

 「コロナ禍でも児童らに特別な思い出を」。そんな思いから新田小学校(高橋実校長/新吉田町)では11月27日・28日、修学旅行の代替として「校内宿泊」を実施し、6年生約100人が参加した。プログラムはほぼ児童らが考え、一部は地元企業も協力した。

 初日は、修学旅行先の日光で体験する予定だった日光彫りの代わりに、木材を使った写真立て作りから始まった。同校近くの工務店、有限会社ウルマ建設の閏間修社長が特別講師として訪れ、児童らに木材の扱い方を指南した。子どもらは円形のチップを使い、フォトフレームに動物や文字など思い思いの装飾を施した。参加した児童は「こういうの(体験)はあまりできないので楽しい。授業よりいつもこれがやりたい」と笑顔で語った。

 工作に使用した木材のチップは、同社の会長が育てている肉桂(ニッケイ)の木を50本ほど加工したもの。同社は以前、児童らが授業で使う木材を提供していた縁もあり、今回の打診もすぐに承諾したという。閏間社長は「子どもは可能性しかなく、地域の宝。皆の思い出作りの一端を担えていたら嬉しい」と語った。

アイデアで打破

 同校は新型コロナウイルスの影響で修学旅行が中止になった。高橋校長によると、近隣の小学校は代替案として、日帰りの旅行行事を組む学校が多かったという。同校では児童らとも話し合いの時間を設け、「旅行を計画しても、万が一直前に感染者が出て中止になれば、その子が一生負い目を感じてしまう」ことから旅行以外の企画を考えることになった。「学校に泊まれば万一の場合も簡単に延期できるのでは」という児童の意見から、校内宿泊をすることになったという。

 この日は他にも児童らが企画した「肝試し」、「キャンプファイヤー」、「全力かくれんぼ」、「シャボン玉飛ばし」などを実施した。6学年の担任を務める代島恵美子教諭は「仲間と協力して活動する楽しさを味わってくれたら。今回来ていただいたウルマ建設さんなど地域とのつながりを意識し、自分の住むまちの良さを知ってほしい」と語った。

 高橋校長は「修学旅行に行けなかったかわいそうな学年にしてはならない、という職員たちの思いが、今回の企画につながったように思う。子どもたちの企画も秀逸だった」と目を細めた。
 

閏間社長(右)に木材を切ってもらう児童
閏間社長(右)に木材を切ってもらう児童
校庭でのキャンプファイヤーを囲む児童ら
校庭でのキャンプファイヤーを囲む児童ら

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