持続可能な暮らし目指して 生活クラブ生協 神奈川(新横浜)
1971年に設立し、今年50周年を迎える「生活クラブ生協 神奈川」。現在、全国に広がる生活クラブグループで、2番目に設立された。同グループは、数ある生協の中でも、消費材(共同購入品)の大半が、国産比率の高いプライベートブランド品であることなどで知られている。消費材10原則が定められ、SDGs(持続可能は開発目標)の考えも反映されている。例えば、安全性の追求では、野菜の残留農薬が国の基準の10分の1未満、放射能も4分の1以下など厳しい基準を設ける。「約95%がオリジナル品。例えば牛乳という身近な消費材も、餌や飼育方法などをガラス張りにするため、生産者と共同で工場を所有しています」と話すのは、半澤彰浩専務理事。SDGsのように社会を変えていくには、「スローガンだけでなく、実際の事業で変えていかなくては」とこの先の社会を見据える。
その取組みの一つが、40周年事業として進められた電力事業。2014年には、組合員が電気を共同購入できるよう(株)生活クラブエナジーを立ち上げた。近い将来、風力・太陽光・バイオマスを中心に再生可能エネルギー100%の電力供給を目指している。