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公開日:2022.03.31

新横浜に親子の居場所
つどいの広場ぽっけ、開所

  • 新たに開所した広場と、同施設・施設長の渡邉さん(右から2番目)らスタッフ

 0歳から3歳を中心とした未就学児親子の居場所「親と子のつどいの広場」。その区内7カ所目の施設が3月23日、新横浜に開所した。10年以上前から「新横浜にママが集える場を」と考え、今回の開所に至ったNPO法人横浜子育て支援グループぽっけの理事長、渡邉歌子さんは「気軽に来て子育ての悩みを共有し、気持ちを軽くしてほしい」と話す。

 親と子のつどいの広場は横浜市の補助事業で、今回新たに開所した場所は新横浜1の14の6コートタワー新横浜102号室。おもちゃなどが用意された同施設は、火・水・金曜の午前10時から午後4時まで、1家族1回100円で利用できる(現在コロナ禍により予約制)。同法人は「助産師や保育士、栄養士等の資格を持つスタッフもいるので、子育ての悩みが多いこの時期にサポートを受けながら親同士やスタッフとの交流の場としてほっとできる場を目指したい」とする。

マンション多く孤立懸念

 渡邉さんは新横浜の赤ちゃん会に20年以上携わる中で、新横浜はとりわけマンションが多く転出入が多い特性から、子どもが産まれた母親が孤立しがちであることを感じてきた。親と子のつどいの広場があるのはこれまで綱島・新吉田・日吉・高田・岸根・菊名エリアで大倉山には地域子育て支援拠点があり、新横浜の母親らからは「ここにもほしい」という声も多く聞いてきたという。

 このため新横浜に子育て支援場所を作ろうと考えてきたが、他の地域に比べ家賃が高額なことや自転車やベビーカーを止められる等条件の合う場所がないなど、場所探しに苦慮。同NPO法人として6年前には初めて岸根町でつどいの広場ぽっけをオープンさせたが、その後も新横浜での開所を目指してきたという。

 開所が決まり「念願の新横浜」と喜ぶ渡邉さん。今後、同NPO法人スタッフや地域住民らと共に親子をサポートしていくという。岸根町の広場と並行して運営し、しばらく新横浜は週3日での開所となるが、いずれ開室日も増やしていくほか、父親向けイベント等も開催したいとする。

 また区こども家庭支援課の廣瀬綾子課長も「新横浜地区は転出入が多く親子が集う場所も限られるため、長年広場が必要と考えていた。待望の広場ができ、大変うれしく思います」と語った。

 利用予約・問い合わせは同施設【電話】045・534・9767(受付午前10時〜午後4時)。

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