今年3月に開業した東急新横浜線「新綱島駅」周辺では、横浜市で初となる土地区画整理事業と市街地再開発事業の一体的施行などにより、都市基盤や生活利便性を高める施設を整備するなど、沿線の魅力を高めるまちづくりを進めている。12月6日には駅直結のビル「新綱島スクエア」の商業施設の一部が開業。同駅周辺のまちびらきがいよいよ始まる。
「新駅周辺にふさわしい賑わいの創出」「新たな文化芸術活動の場」「周辺地域の更なる安全・快適性」をコンセプトに掲げ、分譲タワーマンション、商業施設、横浜市港北区民文化センター「ミズキーホール」(2024年3月開館予定)から構成される新綱島スクエア。1〜3階の商業施設部分は、店舗面積が約2580平方メートルで、13店舗が入居する。12月6日には1階・2階部分の各テナントが開業。初日よりオープンを記念した数量限定のプレゼントが配られる。また、3階のクリニックモールは24年1月から順次オープンする予定だ。
11月12日には、同施設を含む新綱島駅直結の再開発事業を担う「新綱島駅前地区市街地再開発組合」(池谷完治理事長)主催の新綱島スクエア竣工祝賀会が西区のホテルで行われ、地権者や事業・建設関係者、テナント入居者、来賓者ら約200人が参集。同施設の竣工を祝い、新しいまちづくりによる綱島地区の更なる発展を祈念した。
新たなバス乗り場も
同施設の東側、駅地上部で工事が進む道路「綱島東線」は12月22日午後2時に開通する。翌23日には新しいバス乗り場がオープン。これに伴い、現在東急東横線「綱島駅」を発着している一日約800台のバスの約半数が新綱島駅発着に変わり、周辺道路の混雑緩和やバス運行の定時性、新綱島駅の乗換利便性の向上が図られる。
移動するのは現在5・6・7番乗り場を発着する川崎鶴見臨港バス、横浜市営バスの全線と、東急バスの一部。都市整備局綱島駅東口周辺開発事務所では、バス乗り場にポスターを掲示し、利用者にチラシを配布して周知を図っている。また市のホームページで方向別、乗り場別など分かりやすく紹介している。
一方で、綱島駅を利用する乗客からは「不便になる」という声も聞かれる。同事務所の中村俊輔所長は「周辺道路の混雑緩和はバス利用者にとって有益。綱島駅から新綱島駅に向かう横断歩道の1つを歩車分離にするなど、さらなる安全性の向上を図る」としている。
![]() 工事が進む綱島東線。左が新綱島駅北口
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