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公開日:2024.02.01
慶應義塾普通部三橋さん
「おかねの作文」で大臣賞
自身の寄付体験綴り
金融広報中央委員会が主催する第56回「おかねの作文」コンクールが先ごろ行われ、慶應義塾普通部=日吉本町=の三橋(みはし)永暉(えいき)さん(2年)が特選・金融担当大臣賞を受賞した。1月23日には、同校で表彰式が行われた。
全国の中学生を対象に、健全な金銭観や価値観、考える力を育み、「金融」や「経済」を身近なものとして再認識するきっかけとしてもらうことが目的のコンクール。
今年は4867編の作品が寄せられ、金融庁や文部科学省、日本銀行等の関係者らからなる審査員の厳正な審査の結果、特選5編、秀作5編、佳作10編が入賞した。
三橋さんの作品「未来への希望を託して」は、難病で亡くなった祖父の保険金や見舞金を、治療法を研究開発している研究室に寄付し続けている祖母の話から、「寄付は誰かの役に立つだけでなく、自分たちの希望も託されている」ということを知った三橋さんが、自身ができる範囲での寄付を決意し、実行していることを綴ったもの。寄付への思いや取組む姿勢、行動力が評価された。
表彰式で三橋さんは「今後も賞を獲れるような作文を作れるよう頑張りたい。副賞でもらった図書カードは、将来につきたい職業を探すための資料や経済についての書籍の購入に使いたい」と笑顔で話した。表彰状を贈呈した神奈川県金融広報委員会事務局長の南川修さんは「弟と一緒にお手伝い1回50円のお駄賃を貯めて、ユニセフに毎月2000円の寄付を続けているとのこと。とても素晴らしい行動。今後も無理のない範囲で続けてほしい」と激励した。
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