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横浜市港北区・菊名駅そば 多機能型拠点「び・すけっと菊名」、必要な人のライフステージに沿った支援を展開
東急東横線、JR横浜線「菊名駅」から徒歩約6分、菊名記念病院隣に2024年4月に開所した横浜市多機能型拠点「び・すけっと菊名」は、市の「将来にわたる安心施策」の一つとして、主に医療ケアを必要とする重症心身障害児者とその家族が、身近な地域で安心して生活できるように整備された市内4館目となる北東部方面(港北区・鶴見区)の「多機能型拠点」だ。
主なサービスは生活介護、日中一時ケア、短期入所(宿泊・泊なし)、医療型特定短期入所、相談事業のほか、診療所(びすけっとクリニック/内科)も併設。利用は具体的・日常的に医療的ケアのある人が優先される。
医療的ケアとは、口腔内や鼻腔内の喀痰吸引、気管カニューレ内部の喀痰吸引、胃ろうや腸ろうによる経管栄養、経鼻経管栄養などのこと。それらのケアのほか健康診断などでも、日頃通う施設の中で、普段から接するスタッフらの介助を受けるため、利用者も家族も安心するという。同所には4月の開所から8月末までに、のべ1000人近くの利用者が通所している。
運営は、新吉田町に本部を構え、市内で障害者地域活動ホームや障害者支援施設、地域活動支援センター、地域ケアプラザ等、障害者施設など47の事業所を展開している社会福祉法人横浜共生会(村松紀美枝理事長)。同法人は、障害の有無や年齢に関わらず、誰もが当たり前の生活を自分たちの地域の中で営むことができる社会の実現を目指して誕生した。
村松理事長は、「どんなに障害が重くても、地域の中で生きることを実現し、医療的ケアのある方々がその人らしく生きていく様子を地域の方が知って、感じて、考えてもらいたい」と開設の思いを語る。また、「障害当事者の家族の助け」についても言及。「社会福祉法人として『受け入れられる力があるのなら、受けていこう』という思いがありました。365日一緒に過ごす家族の大変さ。ちょっぴりでも不安を取り除くお手伝いができれば」と話す。さらに「利用者や家族にとって、この場所から広がる共生の理念の実践は『誰一人取り残さない』というSDGsの実践にもつながる」としている。
施設名の「び・すけっと菊名」は、慣れ親しんだお菓子のビスケットのように愛される施設にしたいという思いと、人の助けになる=「be助っ人」の意味がかけられ、名づけられた。公募により決定したもので、ほかに集まった名称「みらい」「うらら」「きらり」「つなぐ」「ぬくい」等は、それぞれショートステイ室の一室の名称として採用されている。
地域交流事業にも力を入れている同所。「障害について知識のない子どもたちが障害当事者と交流できる機会を多く設け、地域には障害のある人がいるということが当たり前であることを自然と知ってもらえたら」と村松理事長。「施設を作って終わりではない」として、アウトリーチとして地域に出ていくのも社会福祉法人としての役割だ。夏休みの最終日には近隣にある菊名コミュニティハウスと連携し、ボッチャやスポーツ大会、読み聞かせなどの交流イベントを実施。50人以上の参加があった。本田和徳所長は「地域交流室やラウンジを開放しています。また診療所は誰でも利用できますので、多くの人に来てもらいたい」と地域の人へ訪問を促す。
同所2階の「びすけっとクリニック(内科)」は月~金曜日(平日)、午前9時~正午、午後1時30分~5時(受付は4時30分まで)に診療を行っている。祝祭日は休み。また地域の人などの利用も可能。「花粉症やちょっとしたケガ、軽い症状の方や小さなケアが必要な方、どなたでも利用できる、地域に愛されるクリニックを目指しています」。健康保険利用可。まずは電話で連絡を。045-401-0880
同所では、生活支援員をはじめ、医療職、看護師、PT(理学療法士)、OT(作業療法士)がスタッフとして働いている。事務や送迎ワゴン車の運転手などすべてのスタッフが、「利用者の命を預かる」一員だ。「一人ひとり特徴は異なり、その人に合わせた様々なケアが必要。利用者の生きる実感、楽しみを見出す仕事です」と村松理事長。もともと看護専門学校があった場所。その学校出身者で、『縁』を感じて働いている看護師もいるという。現在、夜勤ができる看護師や保育士、介護福祉士の資格を持つ生活支援員を募集している。
問い合わせは同所、045-401-0880へ。
横浜市多機能型拠点「び・すけっと菊名」
神奈川県横浜市港北区菊名4-4-22
・東急東横線、JR横浜線「菊名駅」から徒歩約6分
・菊名記念病院隣
TEL:045-401-0880
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