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港北区 人物風土記

公開日:2025.06.26

港北防犯協会の会長を務める
佐藤 誠三さん
綱島東在住 78歳

誰もが安心して暮らせる町に

 ○…5月の総会で任命され、港北防犯協会の会長に就任した。犯罪予防や防犯意識の普及啓発、子どもの見守り活動などを通じて、犯罪や事故のない住みよい地域社会づくりを行うことが役割。副会長として4年以上、前会長をサポートしてきた。「今は色々な種類の犯罪があるからね。振り込め詐欺も20種類もあるそう。知り合いも騙される一歩手前まできていたよ」。近くに忍び寄る悪の手。会長として手始めに、防犯ブザー付きライトを1000個入手した。区連会の各会長に配り、啓発活動に充ててもらうつもりだ。

 ○…綱島で生まれ育ち78年間暮らしている。受け継いだ土地を元手に不動産業を生業に。「旅館経営もしていたよ」。田畑が広がる自然あふれる姿から温泉街としての栄華、そして駅前の再開発まで、綱島の変遷を近くで見てきた。現在は、長く綱島地区連合自治会会長、綱島中町自治会会長、綱島東口商店会会長などを兼任している。

 ○…6人の孫に恵まれる。「一番上はもう28歳になるよ。自分も結婚が早かったから」。酒を酌み交わす時間が最高の楽しみだという。最愛の妻とは50年以上連れ添っている。「新婚旅行は大阪。前の万博がやっていた時代だよ。今の大阪・関西万博も絶対行きたい。『大屋根リング』をこの目で見たいから」

 ○…人口が増加している港北区。中でも綱島は新駅が開通し、タワーマンションが建つなど、人の流れが大きく変わった。「それ自体は喜ばしいことではあるが…」、一方で、「人が増えると犯罪も増える」と懸念する。綱島を、区全体をいかに安心して暮らせる町にしていくか。「警察署長たちにもどんどんイベントに顔を出してもらって、啓発する機会を増やしていかなければ」

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