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公開日:2025.06.26

港北消防署
熱中症に厳重警戒を
迷ったら「#7119」へ

 近年、記録的な猛暑が続く中、今年も熱中症への厳重な警戒が求められている。区内においても、すでに熱中症による救急搬送が発生しており、港北消防署は住民への注意喚起を強化している。

65歳以上が4割超

 区内の熱中症搬送件数は、近年増加している。同署によると、集計期間を5月1日から9月末とした搬送件数は、2022年が96人、2023年には106人、そして昨年2024年には131人(うち65歳以上が57人)であった。今年は、5月1日から6月17日までの集計で6人が熱中症で搬送され、今後さらなる増加が懸念される。同署では「昨年の搬送件数のうち65歳以上が4割を超えている。体内の水分量が不足しがちで、暑さに対する感覚機能や体の調節機能が低下する高齢者は特に注意が必要」と呼びかけている。

救急車出払いの過去

 熱中症搬送の増加は、救急体制のひっ迫にもつながる。2022年には、区内で熱中症による救急出動が前年比で2倍以上に増加し、区内6台(当時)の救急車が「出払ってしまっていることが多い状況」となり、遠方からの救急隊の到着に時間がかかるケースも増加した。こうした状況を未然に防ぐためにも、のどが渇いていなくても、定期的に水分を摂る。汗をたくさんかいた場合は塩分も補給する等の予防策の徹底が必要となる。「今年は、熱中症予防の啓発として、横浜F・マリノス選手による音声・動画啓発を行います。区民の皆さんに可能な限り呼びかけていきたい」と同署。7月7日(月)から区内を走行する消防車両や区役所公式Xで広報を開始する。

救急相談センターも

 救急車を呼ぶか迷う場合は、年中無休・24時間対応の横浜市救急相談センターへ電話相談も可能。(「#7119」もしくは【電話】045・232・7119。診断や治療は行わない)

 反応がおかしい、意識がない、けいれんしているなどの重い症状が見られる場合は、ためらわずに救急車要請を。

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