師岡こども会
レモネードスタンド再び
児童が中心　小児がん支援

（左から）参加を呼びかける落合さん、鈴掛さん、赤枝さん
昨年実施したレモネードスタンド

　師岡町会館（師岡町３２９）で８月24日（日）、小児がん支援のためのレモネードスタンドが開催される。午前９時から午後１時まで（完売次第終了）。師岡こども会主催、師岡キッズレモネードスタンド実行委員、師岡小学校４年１組協力。

　レモネードスタンドとは、元々アメリカで子どもたちがお金の使い方を学びながら、小遣い稼ぎができる文化として定着している活動だが、２０００年に小児がんの少女が「同じような病気の子どものために」と売上金を寄付したことをきっかけに、社会貢献活動として広がっている。

　師岡小４年の赤枝恵茉（えま）さん、落合悠（ゆう）さん、大綱小４年の鈴掛沙弥（さや）さんの幼馴染３人とその保護者らが中心となり、昨年始めた取組み。１９４杯を売り上げ、募金額と合わせて４万７８９５円を日本小児がん研究グループに寄付した。

　師岡こども会が主催となり、２回目となる活動の開催を決定。赤枝さんと落合さんが通う師岡小４年１組でも授業として取り組むこととなり、クラスメイトらがチラシ作成や、容器に絵を描いたり、集客のためのゲームを考案したりして協力している。

手渡しで寄付

　前回はネットバンクを通じての寄付となったが、今回は子どもたちが直接手渡せるようにと、県立こども医療センター・小児がんセンター（南区）で９月１日に行われる世界小児がん啓発イベントで、同センターの医療従事者に贈呈することにした。８月２日に同センターで行われた夏休み公開講座に参加し、授業や医療体験を通じて小児がんへの理解を深めた３人。「多くの寄付金を集めて、小児がんの子ども達を笑顔にしたい」と意気込んでいる。

　当日は会館１階でこども会によるポップコーン配布やたわし積みなどのゲーム、２階で４年１組による輪投げやストラックアウトなどのゲームを実施する。レモネード購入者は全て無料。「美味しいので飲みに来て」