港北区 スポーツ
公開日:2025.09.25
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日本リトルシニア日本選手権大会優勝に貢献した世田谷西リトルシニア 西崎太賀さん(樽町中学校3年)
8月に開催された日本リトルシニア日本選手権大会で世田谷西リトルシニアが優勝した。同チームに所属する西崎太賀さん(樽町中3年)は右翼手として初戦、準決勝、決勝でスタメン出場。チームの勝利に貢献した。
足を生かしたプレー
1学年約50人が集まりスタメン争いが熾烈な同チーム。これまでベンチで試合を見守ることや、守備固めとして起用されることも少なくなかった。今夏のスタメン出場について「足に期待されたのでは」と分析し、限られた機会をモノにした西崎さん。50mを6・1秒で走り、攻撃も守備も積極的にプレーする。
同大会の成績は7打数2安打1死球1犠飛。準決勝で点差を広げる犠飛でアピールし、決勝戦では勝ち越しの内野安打を放った。チームの一員として全力を尽くし、「2年半やりきり、最後は優勝を飾れてうれしい」と笑顔を見せた。
伸び悩む時期も
野球を始めたのは小1。小学生の時は大曽根ライガースに所属していた。当時からけがが多く、小6からミッドサマー(大豆戸町)でけが予防を目的にトレーニングを始めた。
中学に上がると実力者が揃う同チームに入団。昨年秋頃、周囲との熱意の差を感じ野球への情熱を失いかけ、退部を考えたこともあったが、チームメイトらの励ましで続けることを決意した。また、同時期に出場した関東大会1回戦、同点の場面で勝ち越しの満塁本塁打を記録したことも継続の後押しとなった。
チーム練習は週2〜3回行われる。自主練は平日の朝に、野球経験者の父と同チームに所属する弟と、ノックやスローイング、ティーバッティングを実践。自身の課題である打率と状況判断力の向上に努める。高校進学後も野球を続ける予定で、甲子園優勝を目指す。その先については「野球を長く楽しみたい」とほほ笑んだ。
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