港北区 社会
公開日:2025.10.30
三思会
初の試みで、自分事化促進
ピンクリボン啓発イベントで
JR新横浜駅直結の商業施設キュービックプラザ新横浜で10月18日、社会医療法人社団三思会新横浜メディカルサテライト健診センター(酒井法史事務長)主催のピンクリボン運動の啓発イベント「医療のお仕事体験&スタンプラリー」が開催された。同施設で実施されている「Pink Ribbon Festa 2025」の一環で行われた体験型イベントで、同センターにとって商業施設に出向き啓発活動することは初の試み。「親子で楽しく学べる」をテーマに、乳がんの早期発見の重要性を伝えるさまざまな体験を提供した。
同センターで検査業務を行う看護師や検査師が、エコー検査や乳がんのしこりを探す体験、がんに関するクイズを実施。乳がんは”9人に1人がかかる”といわれる身近な病気であり、早期発見が重要であることを、参加者に分かりやすい言葉で伝えた。企画から取り仕切った同センターの佐々木綾乃さんは「病院での検診には『怖い』という心理的な敷居がある。今回、外に出ていくことで、より多くの方に自分事として関心を持ってもらえたら」と商業施設での開催意義を語った。
また、イベントには学校法人岩崎学園横浜fカレッジの学生サークルが参加し、缶バッジ作りなどのワークショップを実施した。ファッションライフデザイン学科の木村瑞萌さん(20)は「身に着けられるものを通じて、乳がんは『他人ごと』ではないことを伝えたい」と思いを話した。
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