港北区 人物風土記
公開日:2026.10.15
草月流の華道家で、新横浜パフォーマンスでいけばなライブを行う 久保島 一智さん 新羽町在住 43歳
五感で魅せる生け花を
○…新横浜パフォーマンスでいけばなライブや花車作りに挑む草月流華道家。放置竹林の竹や海岸で集めた流木などを使い、道具を扱う音や水撒きの演出まで盛り込んだ臨場感あふれる舞台を展開する。伝統の格式を守りつつ「完成品だけでなく作る過程や切り口の所作を見せ、五感で楽しんでもらいたい」と、観客が自ら花に触れて楽しめる参加型表現を追求している。
○…逗子市出身。大学卒業後は結婚式場やバイク店で接客業に携わった。29歳の時、父である久保島一超師範の作品を展覧会で目にして強烈な衝撃を受けた。「言葉がなくても作品だけで人の心を動かす花の世界に強く魅了された」と一転。知識を得るため、花きの取扱いが日本一の規模を誇る大田市場で約8年間働きながら父の教室に通い詰め、修業を経てプロの華道家としての道を切り拓いた。
○…学生時代に深く没頭したスキューバダイビングの体験も現在の創作の大きな礎となっている。海中の無重力空間で五感を研ぎ澄ませた感覚や、海岸清掃で回収した流木などの自然素材が、力強い水表現や独特な演出へと見事に昇華された。花屋を営む実弟とも切磋琢磨しながら共演を重ね、「海で培った感性や自然の生命力が今の生け花表現の軸になっている」と笑顔を見せる。
○…現在は菊名神社などで教室を主宰する傍ら、全国でライブ活動を展開する。「生花が1本あるだけで部屋の空気や人の心が温かくなる。いけばなを通して世界中の人の心を豊かにしたい」と未来へ夢を抱く。「格式は高く、裾野は限りなく低く」を胸に刻み、企業や街中に本物の花があふれる社会を目指す。情熱を燃やし、人と花が深く響き合う新たな伝統の裾野を広げ続ける。
ピックアップ
意見広告・議会報告
港北区 人物風土記の新着記事
コラム
- LINE・メール版 タウンニュース読者限定
毎月計30名様に
Amazonギフトカード
プレゼント! -

あなたの街の話題のニュースや
お得な情報などを、LINEやメールで
無料でお届けします。
通知で見逃しも防げて便利です!











