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公開日:2026.07.23
日吉駅周辺 8月1日から喫煙禁止地区 密閉型喫煙所を開設
日吉駅周辺が8月1日から「喫煙禁止地区」に指定される。それに先立ち、7月15日からは分煙環境の整備の一環として、西口側バスターミナル近くに「密閉型喫煙所」が開設されている。地域住民や団体などが長期間にわたり続けてきた、指定要望活動が実現した形だ。
吸い殻などの散乱防止や街の美観維持、受動喫煙などを防ぐことを目的とし、特に人通りの多い駅周辺が対象となる喫煙禁止地区。市内9番目に指定された日吉駅周辺は、西口側の商店街を中心にした約6・2ヘクタール(表参照)が指定区域となる。
市は前段として2018年、今回と同じエリアを美化推進重点地区にしている。担当者によると、そのプロセスの中で定期的な清掃や啓発を行ったものの、状況が改善されなかったことから、地域からの声などを聞きながら今年4月3日に喫煙禁止地区指定への告示をした。
違反者には罰則として2000円の過料が科せられる。喫煙禁止地区等指導員が午前7時台から午後8時まで区域を巡回。喫煙者にはたばこの火を消すことを伝え、携帯灰皿に吸殻を入れさせる。こうした注意指導が無視された場合に過料が発生する。現時点では指導員が喫煙所の案内、1日から禁止地区になることの周知・啓発を行っている。市の集計では市内8カ所の禁止地区で昨年約5000件の注意指導が確認されている。
バスロータリーそば
分煙の環境整備として、西口側のバスロータリー近くに午前7時から午後10時まで利用できる密閉型喫煙所が設置された。約10平方メートルの建物に灰皿が2つ置かれ、10人ほどが入れるもの。屋内の脱臭機が吸い込んだ煙を浄化して外に出す仕組みで、有害物質や匂いも含めて多くを除去できるという。市内の戸塚駅や二俣川駅など他の禁止地区の喫煙所のほとんどは、パーティションで仕切った開放型だが、日吉駅は横浜駅周辺に続いて3カ所目の密閉型に。たばこの煙が屋外に出にくくなっている。
分煙の広がり期待
日吉駅周辺を喫煙禁止エリアとする活動は長期間にわたり行われてきた。20年に及び継続して訴えてきたのが「日吉駅前禁煙プロジェクト」(高見澤重隆代表)。横浜市に町民から多数の指定を要望する署名を提出した陳情、慶應義塾大学の学生主催のフェスタでたばこの害に関する講演会を開いたほか、アンケート調査や吸い殻清掃など数々の啓発を行ってきた。
日吉台小学校PTA代表の梅澤慶介さんは「駅前の吸い殻はひどく、子どもの受動喫煙も心配だった。禁止地区になったことは評価ができる」と話した。
過去に神奈川県内科医学会禁煙マニュアル作成委員を務め、「禁煙・受動喫煙防止活動を推進する神奈川会議」に所属していた港北区医師会の北田守さんは「不特定多数の人が行きかう場所で、歩きたばこの火が子どもの目に当たりやけどするなどの事件があるなど、トラブルは多かった。臭いが嫌だという人も多い。吸う場所をしっかり分けてトラブルをなくす必要があるということ」とし、「今回の実施が、そうした啓発につながっていくことを願っている。またこれをモデルに、東横沿線の他の駅前にも広がって行ってほしい」と期待を示していた。
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