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公開日:2026.08.13
港北高・放送部須藤さん 全国大会で「二冠」達成 NHK杯・総文祭で日本一
7月末に開催された高校生放送界の2大全国大会で、神奈川県立港北高等学校放送部3年の須藤光太郎さん(17)が朗読部門で1位を獲得し、「二冠」を達成。同校創部以来初となる快挙を成し遂げた。
新たな表現に挑戦
全国の高校生が各部門合計で約1万2000人が参加した「第73回NHK杯全国高校放送コンテスト」。7月23日の東京都渋谷区・NHKホールには朗読部門で地区予選から勝ち進んだ10人が決勝の舞台に立った。須藤さんは大会指定の5冊の中から三國万里子氏のエッセイ『ナメクジ』を選び、母親視点で大学生の息子とのやり取りを描いた一節を朗読した。
これまで須藤さんが得意としていた熱血感のある表現から一転し、落ち着いた口調での表現に挑戦。「発声や滑舌が自然で、ずっと聞いていたくなる」と審査員から評価を受け、決勝当日に発表される課題原稿(芥川龍之介『日光小品』)も正確に読み上げて優勝を果たした。
NHK杯から1週間後の7月30日に秋田県で実施された「第50回全国高等学校総合文化祭(総文祭)」では、神奈川ゆかりの作品として池井戸潤氏の小説『俺たちの箱根駅伝』を朗読。最高賞にあたる文部科学大臣賞を受賞した。
練習重ね実る
小学生時代に「いい声だね」と褒められたことをきっかけに中学から放送部に入部した須藤さん。高校入学後は、自身も高校時代に総文祭1位・NHK杯決勝進出の経験を持つ顧問の児島暖樹教諭(30)のもと、下駄を履いて木刀を振りながら発声するなど、体幹や滑舌を鍛える練習を続けてきた。児島教諭は「大舞台でも会場に飲まれず、自分の課題にストイックに向き合える勝負強さがあった。最高の形で力を発揮し、自分の実績を超えてくれて本当にうれしい」と話す。須藤さんは「決勝ではこれで最後だと思い存分に楽しんだ。1位で呼ばれた瞬間は信じられなかった」と振り返る。そして朗読の魅力について「本の世界観を表現し、聴き手に届けられる」と続けた。
この夏で部活動を引退し、今後は大学受験へ向かう。「将来は声を使う仕事に携わりたい。アナウンサーを目指します」と笑顔で話した。
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